日本大学国際学部三島駅北口校舎7F学生食堂
学生食堂とされ対外的に宣伝されておらず余り知られていないが、都会の多くの大学の学生食堂と同じで一般社会人も利用可能である。学生相手のコンセプトだけに料理の種類は多くボリュームもある。値段は低めに抑えられ、ワンコイン500円以下のメニューが目白押し。なんといっても、ここでの最大の特長は「富士山」の眺望。是非、晴れの日に出かけたい。富士山が見られなくとも上(7F)から見た三島駅北口全体の光景も一見の価値があると思われる。
残念ながら日曜日など学生が休校の場合、当然、食堂も休みとなるため注意を要する。
三島風穴とミニ公園
三島駅北口直近には三島風穴(富士山からの三島溶岩流の火山洞窟)の地表部に創られたミニ公園が整備された。三島駅が開設された当時、三島駅北口付近は松林だったそうだが、ミニ公園に松の木が数本残され、往時を偲ぶ生きた証しとして捉えたい。三島風穴内には火山洞窟学会などのスペシャリストしか入洞は出来ないが、将来的に洞内のビデオ撮影した画像を北口に設置された大型ビジョンに流して三島駅乗降客が見られるようになれば良いと思う。
Z会ビルとケヤキ
Z会ビル北側に一本のケヤキが残された。Z会の代表者の英断であり自然愛護の人柄が偲ばれる。三島駅北口を乗降する多くの学生を、毎年四月に満開の花を咲かせ出迎えて来た老いた桜並木を容赦なく切り倒した誰かとは大違いだ。
歴史的な桜が並ぶ土手を残して古い道路と新しい道路を一方通行させれば賞賛されただろう。緑が残る個性ある道となった筈である。関係当事者がポツリと話した。三島風穴を全部埋め駐車場にし現在の道路部分まで拡張させる目論見が背景にあったのさと・・・。さて、ミニ公園北側の古い道路はどうするの、どうなるの?
東レの森
東レ社員の子供と同窓生が何人もいる。殺風景な高い塀の中の様子は知らないが、最近、背の高い木の森が出現した。そして、三島市のせせらぎに水を供給してくれるようにもなった。塀の中の様子は知る由もないが、少しずつ何かが変わってきたと感ずる。良く遊びに行った大宮町の東レ社宅跡も順天堂大学看護学校となり、少なくとも地元医療向上に寄与していることに違いない。緑・水・医療などの提供、地元住民にとって実にありがたいと感じ始めている。
JR三島学校
Z会ビル・日本大学国際学部三島駅北口校舎・JR三島学校と三島駅北口は大きなビルが目白押しに建てられて来た。
それも、文教関係の分野に絞られ、まさに文教町の名称通りの展開である。近代的なビルが乱立し無機質的要素が濃くなるにつれ、青少年の心を優しく包み込む自然の配置が必要不可欠となってくる。だからZ会のケヤキが光って来るのである。富士山が文化遺産となった場合、三島風穴を代表とする三島ジオパークが光り出すのである。私は、こうなることを予測して「三島の壊される景観」と題して三島駅北口の桜を友人に頼み撮影しておいた。
「覆水盆に返らず」というが、まさに残して貰いたかった貴重な景観が消えた代償は金では償えない。 |