箱根芦ノ湖から伊豆市(修善寺)まで続く長さ約30キロメートルの丹那断層帯の代表的な断層で、周辺には近接して7つの断層が知られている。昭和10年に国指定天然記念物とされ、指定地周辺一帯を整備し断層公園として公開している
東京大学地震研究所の発掘調査によって、過去6000〜7000年の間に小さな活動も含めて9回の断層活動があり、その中には『続日本後記』に記録が残る、承和8年(西暦841年)の伊豆国大地震の震源が丹那断層であることもわかってきた。
断層は約700〜1000年の周期で定期的に活動する活断層で、昭和5年の活動により北伊豆地震が発生した。同公園には、駐車場、地下観察室、石組のゴミ捨場・水路・石垣があり、これらのほぼ真ん中を断層が通っているため、地上の目印となり水平の横ズレ(約2.6m)が良くわかる。
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