函南町の春を彩るさくらを紹介します。本居宣長は「しきしまのやまと心を人とはば、朝日ににほふ山ざくらばな」 と詠んでいる。日本人の純粋無垢な心情を示す言葉として表した。 さくらはパッと咲いてパッと散る。
散り際が美しく、花は短命だが精一杯咲き誇る。その凛とした潔さが古来より日本人に愛された所以だ。
さくらはソメイヨシノ・ヤエザクラ・ヤマザクラ・シダレザクラ・カワヅザクラ・ハコネザクラなど、それぞれ個性の違う樹種があるが、どれもこれも開花時期を惜しむかのように精一杯咲き切って散って行く。
何千本・何万本の桜並木の華やかな風情も良いが、私は一本の里山の古い山桜にも心が惹かれる。小さな憩いの公園に植樹された桜並木も童たちの笑い声に良く似合い実によい。小さなお寺のしだれ桜も高齢者にとって老境の寂しさを慰める春の風物詩となろう。
けっして立派なさくらの名所で無くとも、要は、老若男女の心の琴線と地元のさくらとが互いに共鳴できれば充分である。この見地から函南のさくらは探せばどんどん出て来る。今後もさくらの見どころは増えて行く可能性は高い。「函南さくらマップ」は皆さんと共有すべきGoogle mapsの共有公開マップとした次第です。
さくらの写真は、2013年4月までお待ちください。
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